コンタクトレンズ処方箋について

【眼科医が説明】コンタクトレンズ処方箋(指示書)について説明します

2023年4月11日

本ページはプロモーションが含まれています

syohousen

処方箋といえば、薬の処方箋をイメージする方が多いと思います。

薬の処方箋には、統一の書式があって、保険調剤薬局で薬をもらう場合には必ず必要です。ないと薬がもらえません。

コンタクトレンズ処方箋や眼鏡処方箋は、統一の書式がなく、それぞれの眼科で独自のものを作成しています。指示書と呼ばれることもあります。

よくある質問で、コンタクトレンズの処方箋がないと、コンタクトレンズは買えないの?と聞かれますが、これは、買えることと、買えないことがある、というのが正解だと思います。

コンタクトレンズを販売しているお店が、自主的に処方箋を求める場合は、処方箋がないと買えません。お店は、購入者がきちんと眼科で検査を受けて、レンズを装用して問題ないことを確認したうえで販売すると、自主ルールで決めているケースです。

逆に、インターネットのお店でも実店舗でも、処方箋を求めないで販売することが法律に違反しているとか、大きな問題があるかといえば、ないと思います。販売する側の自由です。

眼科医の立場としては、処方箋に基づいて販売することは、間違いを減らす点で良いと思います。インターネットで購入する場合は、度数を自分で入力しますが、間違えると、合わないレンズが届きます。大きく度数を間違えれば、見にくくて気づくと思いますが、0.25位の間違いなら、気づかずに使ってしまう可能性もあります。まれに問題ないこともありますが、体調不良や見にくさの原因になることもあり、そういう意味で、メリットがあると思います。

  • この記事を書いた人
  • 最新記事

コンタクトドクター

はじめまして。 コンタクトレンズ診療メインの眼科医をしております。 年間1万人以上の方のコンタクトやカラコンの処方を、かれこれ20年近く続けてきました。 このサイトに訪れる方すべてに対して、普通の眼科医以上にわかりやすく、できれば語りたがらない内容についても、赤裸々に情報を提供したいと思っております。

-コンタクトレンズ処方箋について
-, , , , ,